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Monday, August 15, 2016

Cavalo, Cavala e Égua

ポルトガル語の名詞には男性形、女性形がある。
ある名詞が男性名詞か女性名詞かは基本的には覚えるしかないのだが、語尾が-oの名詞は男性名詞、語尾が-aの名詞は女性名詞であることが多い。さらに、自然界で性があるものの場合は、基本的には、名詞の性は、その性に一致する。

が、この基本ルールが、混乱を招くこともある。

Cavaloは(雄)馬のことである。だが、Cavalaは雌馬ではなく、魚の鯖のことである。
ちなみに雌馬は、Éguaという全く異なる単語である。

なお、ほとんどの魚の実際の性は、魚の名前の男性形・女性形には影響しない。ある魚の名前は雄雌にかかわらず男性名詞だし、別の魚の名前は女性名詞である。
ここで「ほとんど」と書いたが、雄と雌で呼び名が異なる魚の例を知っているわけではなく、単に私が知らない例があるかもしれないからである。



Wednesday, February 24, 2016

Três ou Dez?

ポルトガル語の発音は、日本人には簡単だ、と言われます。 (特に)英語圏の人と比べて、ポルトガル語っぽい音に聞こえるようです。

初心者の頃は、そういっておだてられていい気になってしまいますが、生活していると、そんなことはない、ということを思い知らされることになります。

一番がっくりするのは、単純な「数」が伝わらなかったとき。 私がときどき行くパン屋では、頻繁に発生します。 「XXパンを3つ(três)ください。」と言うと、「10個(dez)?」と聞き返されます。 聞き返される場合はまだいいのですが、10個袋に詰め始めてしまうときもあります。

家人によれば、きっと3(três)のê(閉口音)が開口音になっているに違いない、というので、 ほとんど「イ」に近い音にしているつもりなのに伝わらない。。。 だいたい「いえ3つで」と訂正するのですが、先日はなんだか訂正する気力もうせて、 必要もない10個のパンを持ち帰ることに。。。

そして先日。家人と一緒にNespressoにコーヒーのカプセルを買いに行く機会がありました。するとここでも、同じ聞き間違い(もしくは言い間違い)が発生。。。 Nespressoで聞き間違えられたことはなかったので、かなりショック。。。 訂正した後、よく聞き間違えられる話をすると、 お店の人いわく、よくある聞き間違いで、私だけではないとか。。。

お店を出た後、家人に、いくつと聞こえたかと聞くと、 10箱も同じコーヒーを買わないの知っているからなぁ。。。との答え。 

ちなみに3(três)の発音は、カタカナで書くと、トレーシュ。 10(dez)の発音は、デーシュ。 「tr」と「d」は、何の役にも立っていないような。。。

Thursday, December 13, 2012

Anona

最近わが家では、"anona" という果物をよく食べています。 外も中も、見た目は不思議で、しかも種が多いのですが、とっても美味。 Wikipediaによれば、日本語では「チェリモヤ」というようです。
それにしても、"anona"という名前。果物売り場で見るたびに、思わず笑ってしまいます。 ただし、ポルトガル語では、真ん中の「ノ」にアクセントがおかれるので、耳で聞くと、あまり面白くないのですが。

Wednesday, August 1, 2012

Sabão Azul

Sabão Azul e Branco(単にSabão Azulと呼ばれることが多い)は、伝統的なポルトガルの石鹸。
鮮やかなライトブルーと白の組み合わせの見た目がなんとも言えませんが、天然成分だけからできていて、肌にも良し、衣類にも良し、だそうで、お医者さんでも勧められます。

Sabãoは石鹸で、Sabão Azulは青い石鹸。Sabão Azul e Brancoは青と白の石鹸という意味。見た目のままです。

ちなみに、シャボン玉の「シャボン」はポルトガル語のSabãoが語源と思いこんでいましたが、スペイン語が語源と言う説も強いのですね。

Friday, June 15, 2012

A conversa é como as cerejas

さくらんぼ(cereja)の季節になり、道路沿いでは、あちらこちらで農家の人の即席の直売所が見られます。
我が家でも、先週末に庭で山盛りのさくらんぼを収穫したのですが、あっという間に食べ終わってしまいました。
ポルトガルでは、"A conversa é como as cerejas" -- 「会話はさくらんぼのようだ」というらしい。「手を付けると止まらなくなる」ということだそうです。確かに、山のようにあったはずのさくらんぼが、翌日には一粒も残りませんでした。。。
ちなみに、雨の時に収穫したさくらんぼは傷みやすいとか。。。で、週末前半は雨が降っていたので、すぐ痛むからという理由をつけて、際限なく食べていたのも事実ですが。。。

Thursday, May 17, 2012

Varinha mágica

使っていたハンドミキサー(ブレンダー)の調子が悪くなってきたので、新しいものを調達することにしました。

これまでポルトガル語の名称を知らずに使っていたのですが、調べてみると、ハンドブレンダーはポルトガル語では "varinha mágica"。文字通り訳すと「魔法の杖(英語では "magic wand")」。なんとも可愛らしい名前です。

ちなみに、ジュースを作るようなミキサーは"liquidificador"。"liquidificar"(英語では "liquidize")という動詞からきていて、あえて訳すと「液状化器」。フードプロセッサーは"picadora"。これは "picar"(英語の"mince")という動詞からきていて、英語の"mincer"と同じで「(肉)挽き器」。機能がそのまま名前になっています。

可愛らしい名前が付いているのは、ハンドブレンダーだけのようです。

Tuesday, May 15, 2012

Umbigo de fora

知人から、ちょっと汚いスラングを、日本語で何と言うのか聞かれることがあるのですが、いつも答えに困ってしまいます。
同じような状況で使われる卑語はもちろんあるけれど、それが例えば英語の"Son of a bitch!"に対応する言葉なのか、というと、なんか違うと思ってしまうのです。
ポルトガル語には、ほぼ文字通り対応する表現があります -- "Filho da puta!"

英語の"Son of a bitch!"にしてもポルトガル語の"Filho da puta!"にしても、母親を卑しめている。。。日本語でそんな表現あったっけ?「親の面が見たい」とかはいうけれど、使われる状況が違うし。。。
などと悩んでいたら、「日本語には汚い表現はないんだよね。」とからかわれてしまいました。

で、思い出しました!子供同士のケンカで「お前の母さんでべそ」などということがあったっけ。。。
そこで、母親を卑しめる言葉は「でべそ」だと言ってみたところ、大爆笑!(でべその方、ごめんなさい)

が、その後インターネットで調べてみると、諸説によれば、日本語のはやし言葉も「でべそ」そのものを指していたわけではなく、"bitch"だということを意味していたらしい。。。とすれば、大爆笑どころか、まさに対応表現?

"Filho de uma mãe com o umbigo de fora!"


でべその方、お気を悪くされたらごめんなさい。。。

Thursday, May 3, 2012

Já estamos em Maio!

このところ雨の日が続いています。日が射していたと思っても、何時間かすると土砂降りの雨。冬の干ばつで苦しんだ農家の人にとっては嬉しい雨なのだとは分かっていても、やはりすっきり晴れた日が恋しい。
ここポルトガルでは春は雨の多い季節のようで、「4月は雨が多い」というようですが、「もう5月なのに!」と言いたくなります。

Abril, águas mil -- mas já estamos em Maio!

Friday, February 10, 2012

Saco de água quente

先日NHK Worldの番組で、日本の文化として湯たんぽと懐炉の紹介をしていました。
すると。。。家の奥から、"saco de água quente (bag of hot water)" が出てきました。ポルトガルにも湯たんぽがありました。この湯たんぽ、ゴム製で水枕のような形をしています。ですので、"saco (bag)" という表現がぴったりです。
ちなみに、英語では "hot water bottle"。こちらも直接的な表現です。
では、日本語の湯たんぽの語源は。。。と思って調べてみると、「『たんぽ』は『湯婆』の唐音による読み方。」ということしか、手元の小さな辞書には載っていませんでしたが、Wikipediaによれば、「『婆』は『妻』の意で、妻の代わりに抱いて暖を取ることを意味している。」ということでした。

まったく使われていなかった我が家の湯たんぽ。この日を境に重宝されています。

Friday, January 27, 2012

Umbigo de laranja

Umbigo de laranja
オレンジの底の部分がとても面白いので眺めていると、
「ポルトガル語では "Umbigo de laranja" (オレンジのへそ)と言うんだ。」
と教えられました。たしかに、あまり目立たないものから、出べそまで個性豊かですが、どれも本当におへそみたいです。

で、ふと、日本語でなんというのだろう、と考えてみると、思い当たらない。。。へたの反対側?
調べてみたら「果頂部」というらしい。ひとつ勉強になりました。

ちなみに、umbigoが果頂部に対する正しい訳かどうかは。。。わかりません。

Friday, January 20, 2012

SOPA e PIPA

先日18日には、アメリカのSOPAとPIPAの法案への反対運動として、Wikipediaをはじめとする多くの英語サイトが24時間のBlackoutとという形で抗議を行いました。インターネットから自由な情報がなくなったらどんなに不便か、ということを広く身をもって体験してもらい、反対活動の輪を広げようというのが狙いです。SOPAとPIPAは、基本的には著作権保護のための法案ですが、著作権保護から拡大して、表現の自由を侵しかねない、というのが、これらの抗議活動の賛同者の懸念です。
ある報道番組で「これはエンターテイメントビジネスのロサンゼルスとテクノロジーのサンフランシスコ(シリコンバレー)の闘いである」というコメントをしている人がいましたが、なかなか的を射たコメントだな、と思いました。

ところで、これ自体は真面目なニュースですが、ポルトガルでこのニュースを聞いていると、思わず笑ってしまいます。なぜなら、SOPAとPIPAは、ポルトガル語でそれぞれスープとワインの樽のことだからです。「スープとワインの樽が、インターネットの表現の自由を奪う」状況って、どういう状況だろうと、想像が膨らみます。

Friday, November 18, 2011

Chega!

知人宅に招かれて食事をすると、「これはどう?」「あれはどう?」「もっと食べたら?」と勧められます。
食事は美味しいし、いろいろと試したいけれど、もうおなかがいっぱいで食べられない、というときに便利な表現があります。
"Chega!" (「シーガ」と発音します。)

"chega"はchegarという動詞の三人称単数現在形。chegarは「到着する(arrive)」という意味の動詞ですが、chegarには「十分である(be sufficient)」という意味もあり、この場合は後者の意味になります。
状況に応じて活用を変化させる必要もなく、誰に対しても使えるので、覚えておくととても便利な表現です。

食べすぎで後味の悪いものになっては、せっかくの美味しい食事も台無しですからね。

Saturday, October 29, 2011

De boas intenções está o inferno cheio

ポルトガルのことわざに、
"De boas intenções está o inferno cheio."
というのがあります。
"o inferno"は「地獄」、"cheio"は「満ちている」という意味で、直訳すると「地獄は"boas intenções" 『良い意図・意志(善意)』で満ちている」です。つまり、地獄に行く人の中には、善意を持った人がたくさんいるということになりますが、なぜ良い心を持つ人が地獄に行かなければならないのでしょう?
このことわざは、考えているだけではだめで、意志を実行に移して、良い行いをしなければ意味がない、ということを表しているそうです。

耳が痛い。。。

Saturday, October 22, 2011

Abóbora-menina ou abóbora menina

ポルトガルの国営放送RTPの朝の番組Bom Dia Portugalの中に、Bom Portuguêsというコーナーがあります。ポルトガル人でも間違いやすい言葉を取り上げて、正しいスペルや発音を紹介するものです。特にブラジルとの協定による新正書法の導入によって、何が変わって何が変わらないのかを説明しています。

今週の月曜日(10/17)には、"abóbora-menina"(かぼちゃの種類)が取り上げられていました。
Com o A.O. (Acordo Ortográfico) como se escreve? - "abóbora-menina" ou "abóbora menina".

もちろん。。。前日の記事はこれを見て、直しました。

Friday, October 14, 2011

Peru

ポルトガル語で七面鳥はPeruといいます。この名前は、国名のPeru(ペルー)が起源と考えられており、七面鳥がペルーから伝わった鳥だからと言われています。
対して英語で七面鳥はTurkeyです。Turkeyは国名のトルコのことですが、もともとトルコに生息する別の鳥と類似していたために混同され、この名前が使われることになったとか。

いずれにしてもひとつの鳥が、複数の国名で呼ばれているのは、面白いですね。

Sunday, September 11, 2011

Tempere com sal q.b.

"Tempere com sal q.b." は、レシピでよく使われる表現です。
"q.b." は、"quanto basta" の略。「適量」という意味です。
日本語だと、
「塩少々で味付けする。」
という表現になるでしょうか。

ちなみに、「味付けする」という意味の "temperar" が「てんぷら」の語源とも言われています。

Friday, September 2, 2011

Couve chinesa

"couve chinesa" は、英語では"Chinese cabbage" 。直訳すると、中国キャベツですが、白菜のことです。

ポルトガル人にSalsaをイタリアンパセリと言うと、ちょっと嫌な顔をされますが、白菜を "couve chinesa" と言われると、日本の冬の代表的な野菜でもあるのに、とちょっと複雑なきもちになります。

ただ、白菜は、ポルトガルではあまり知られていない野菜。スーパーの野菜売り場などでも、端の方に1~2個置いてあるだけです。ですので、英語をそのまま訳したのでしょうが、日本語をベースに、"couve branca" (白いキャベツ)といってくれれば、波風立たないのに、と思ってしまいます。

Sunday, August 28, 2011

Pronúncia de Camões

ポルトガルの詩人Camõesは、日本語では「カモンイス」という表記が一般的で、私のポルトガル人のポルトガル語の先生も「カモンイス」を使います。
でも、何度聞いても、私には「カモインス」の方がしっくり来ます。不思議なことに私が発音すると、ポルトガル人の知人も「『カモインス』の方が近いと思う。『カモンイス』は鼻にかかりすぎだ。」と言います。ただ、私の場合、ポルトガル語の発音を意識してしまい、純粋にカタカナで発音できていないだけかもしれません。。。
いずれにしても、"õe" は鼻母音で "oi" という二重母音を鼻にかけて発音する(õj̃)ので、どちらも正しいとも言えるし、どちらも正しくないとも言えるのでは、と思います。「カモンイス」では、"o" の鼻母音化が強調され、「カモインス」では、"i" の鼻母音化が強調されます。両方強調するためには「カモンインス」という表記になるのでしょうが、これだとおそらく音節が増えすぎてしまうのでしょう。で、どちらかに決めるうえで「カモンイス」に軍配が上がった。。。というのは、素人の勝手な推測です。

とはいえ、「カモインス」で検索を掛けると、それなりにヒットします。ということは、私と同じように感じる人もそれなりにいるのでは、と思ってしまいます。

Monday, August 1, 2011

Pé-de-meia

"pé" は足。"meia" は靴下。"pé-de-meia" は貯金のこと。

かつては貯金箱といえば靴下の形が定番だったから、だそうです。

Sunday, July 31, 2011

Chá

"chá" は、お茶のこと。西洋では、tea(英語)とか Tee(ドイツ語)とか thé(フランス語)と呼ぶ国が多いのに対し、ポルトガルは、「ちゃ」に近い "chá" (シャと発音) と呼ぶ、数少ない国のひとつです。

世界的な「ちゃ」と「ティー」という呼び方(発音)の違いは、中国語の方言の違いが元になり、どの地方からお茶が伝わったかによって異なると言われているようです。

ですが、もっと面白い説もあります。その説によれば、もともとヨーロッパ大陸には、お茶は「cha」として広まっていました。しかし、イギリス人が初めてお茶を目にした時、名前がわからず、お茶の入った荷箱につけられた荷札の「T」をそのまま呼び名にしたということです。荷札が「A」だったら、今頃お茶は、「ei」と呼ばれていたのでしょうか。。。