18世紀にリスボンで起きた大地震もマグニチュード8.5と推定される大きいものでした。
地震と津波で壊滅したリスボンの街を、ポルトガル人は、強い指揮のもと、1年以内に復興させたと言われています。今私たちが見るリスボンの美しい街並みは、18世紀のリスボン大地震の後の復興への尽力の賜物なのですね。
それまで地震のような事象は、神の制裁などと考えられていたそうですが、敬虔なカトリックの国であったポルトガルでこのような大地震が起こったことを境に、地震に関する科学的な研究が始まったと言われています。
250年以上たった今では、地震のしくみについてかなりわかってきたとはいえ、自然の猛威に対しては、人間の無力さを痛感せざるをえません。とはいえ、こんなに大きな被害を目の前にしている私たちには信じられませんが、各国のメディアでは、日本の地震対策が多くの命を救ったと報道されているそうです。
科学・技術の力と、迅速で人道的な対応・支援によって、今後の被害が最小限にとどめられることを信じたいと思います。
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