ポルトガルのポルトガル語とブラジルのポルトガル語。2つは独自の進化を遂げてきました。それにより生まれた違いの一つにスペルの違いがあります。
ポルトガルでは、スペルは語源に忠実です。一方、ブラジルのポルトガル語では、実際の発音に近いスペルが利用されます。
"Facto" は英語ではFact。事実という意味の単語です。"De facto"(デ・ファクト。事実上の)という表現としても残っていますが、ラテン語のfactumという言葉からきている言葉です。ただ、これはポルトガルのポルトガル語のスペル。ブラジルのポルトガル語では、"Facto" は "Fato"。発音に忠実です。
ただし、これらの違いは、ポルトガル語のスペルを統一するための協定 "O Novo Acordo Ortográfico da Língua Portuguesa" の施行により、ほぼなくなるようです。2009年から2015年の移行期間を経て、完全実施。現在は、移行期間の真最中です。
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