Monday, May 30, 2011

Coração Português

ポルトガルのハート。伝統的なデザインです。

Sunday, May 29, 2011

Sopa de legume

ポルトガルの人は、よくスープを食べます。
Sopa de legumeは、野菜のスープ。
ポタージュスープですが、牛乳や生クリームは使わずに、野菜だけで濃厚なスープを作ります。
スーパーなどでスープ用として売られている野菜は、ポロねぎ、ニンジン、かぼちゃとほうれん草がセットになっているものが一般的なので、これが基本の野菜でしょうか。ポロねぎとニンジン、かぼちゃを塩を加えた少量の水で煮て、ミキサーにかけた後、ほうれん草を加えて、ひと煮立ちしたら出来上がりです。
野菜は、玉ねぎを加えたり、カブを加えたり、家庭やストックされている食材や気分によってさまざま。青みの野菜も、ほうれん草のかわりに、クレソンを使ったり、カブの葉を使ったり。また、味を出すために、野菜を煮る時に、肉をひとかけ加えたり、オリーブオイルを垂らしたりします。
でも、ブイヨンを加えなくても、乳製品を加えなくても、コクがあってとてもおいしい。ポイントは、何種類かの野菜を使うことと、水を入れすぎないこと、でしょうか。

私のお勧めは、カブを加えたスープ。味が締まります。ぜひお試しあれ。

Saturday, May 28, 2011

Fátima

Fátima(ファティマ)は、1917年の5月から10月までの毎月13日に3人の子供たちの前に聖母マリアが現れ、予言を告げたといわれるポルトガルの町。この奇跡は、ヴァチカンも正式に認めており、Fátimaは巡礼地になっています。

前ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は、1981年の5月13日に暗殺者により殺されかけましたが、この暗殺も、Fátimaの第3の予言で示されていたと言われています。そしてまた教皇は聖母により守られたとも言われています。

今年は、そのヨハネ・パウロ2世が福者に列福されたこともあり、Fátimaを巡礼する人がさらに多いようです。巡礼者には、週末巡礼者も多くいます。週末巡礼者は、毎週、前の週に歩き終えたところから歩き始めます。

Friday, May 27, 2011

Picar sem tábua de cozinha

ポルトガルの人は、料理をするとき、ほとんどまな板を使いません。
玉ねぎやにんにくのみじん切りにもまな板は不要。
左手の指で野菜をつまんで、ちょんちょんと縦に切り込みを入れてから、横に包丁を入れれば、みじん切りの出来上がりです。

Thursday, May 26, 2011

Batatas

東日本大震災の被災地の避難所の様子は、ポルトガルでも報道されていました。被災した人たちが、喧嘩もせず、きちんと並んで、たった一つのおにぎりを感謝して受け取っている様子をみて、ポルトガル人の知人が、日本人の精神の強さ、モラルの高さに感心して言いました。
「ポルトガル人はあんなに冷静に対応できないだろう。配給のポテトの数で喧嘩になるに違いない」と。
知人にそう言われて、日本人として誇らしく思うとともに、都会の日本人の違った一面を思い、恥ずかしくなりました。

そして、同時に思いました。ポルトガルでは配給はポテトになるのか。。。

ちなみに、タイトルのBatataはポテトのことです。

Wednesday, May 25, 2011

Tempo

ポルトガル語の動詞には多くの時制と法があります。文化を体現する言語に多くの時制があるということは、ポルトガル人は時間に繊細なのかもしれません。
ポルトガル人の知人によれば、EstarとSerの区別があるの言語はほとんどないし、確かに時間を細かく区別するかもしれない、とのこと。

時間に繊細なポルトガル人ですが、ラテン系のイメージにたがわず、時間にはのんびり。。。という気もしますが、そうでもない人も多い気がします。結局人それぞれでしょうか。。。

Tuesday, May 24, 2011

Estar ou Ser

estarもserも英語にするとbe動詞です。
estarは過渡的な状態・状況を表すのに対し、serは永続的な状態・状況を表します。
  • "Estou feliz."
  • "Sou feliz."
どちらも"I am happy." 「私は幸せ」という意味ですが、前者は今たまたま幸せということ、後者は幸せな性格ということ。

be動詞の簡単な文章を作るにも、永続的な本質とは何だろう、と考えてしまいます。

Saturday, May 21, 2011

Oita em Aveiro

大分市とAveiro市とは、姉妹都市です。
AveiroにはCentro Comercial Oitaという名前のショッピングセンターがあります。

Friday, May 20, 2011

Encomendas Namban

リスボンにあるFundação Oriente Museuには、日本に関係する展示やワークショップがあります。そのひとつが、"Encomendas Namban" (Namban Orders)。ポルトガル人が日本に暮らした、1543年から1639年までの期間のポルトガルと日本の交流がもたらした文化を展示しています。
展示は、4つのセクションに分かれています。
  • A Arte da Guerra - Art of War
  • Arte Kirishitan - Christian Art
  • De Lisboa ao Japão - From Lisbon to Japan
  • Olhares sobre os Namban-jin - Perspectives of Namban-jin

Thursday, May 19, 2011

Estamos juntos, força!

昨日のUEFAヨーロッパリーグ決勝で、Hulk(ウルク、フッキ)が所属するFC PortoがBragaを破って、17度目の優勝を果たしました。決勝戦で得点を決めたのは、エースのFalcãoです。

残念ながら、決勝戦ではHulkのゴールを見ることはできませんでしたが、3月11日の震災の後、"Japão, o meu coração chora!" (日本よ、私のハートは泣いている)、"Estamos juntos, força!" (私たちはともにいる、元気を出して)と前後に書かれたシャツを着てプレーをしているHulk。活躍を期待します。

Wednesday, May 18, 2011

Hulk, o incrível

今日は、サッカーのUEFAヨーロッパリーグ決勝の決勝戦。今年は、準決勝4チームのうち3チームがポルトガルという快挙で、ポルトガルはサッカーの話題一色でしたが、そんなポルトガル人の期待にこたえて、決勝はポルトガルが独占しました。

決勝に残ったFC Portoには、日本で活躍していたブラジル人プレーヤーHulk(ウルク、フッキ)がいます。Hulkは、FC Portoでも大活躍で、ポルトガルでは"Hulk, o incrível" と呼ばれています。

決勝戦目前の昨日、会見が開かれました。そして、Hulkに日本人記者が質問をしたそうです。すると、司会者が「英語かポルトガル語でお願いします。」
質問をした日本人記者は、ポルトガル語で質問をしていたのに…。
会場は爆笑だったとか。

Tuesday, May 17, 2011

Alto! Sentido!

Placa na Fortaleza da Guia
マカオには、ポルトガル統治時代に建てられた建造物がたくさん残っています。
そのひとつであるギア要塞には、故郷から遠く離れてマカオにいるポルトガル兵に、ポルトガル兵としての誇りを喚起させる言葉が刻まれている場所があります。

Stop! Stand Still!
Remember for a moment the beautiful history of our country. Get in with your head up because you are a soldier of that country.

Monday, May 16, 2011

O Cão que Fuma

"O Cão que Fuma" は、Portoにある小さなレストランの名前です。
ポルトガル料理のレストランですが、なぜか"Le Chien Qui Fume"とフランス語の看板が出ています。
日本語にすると「煙草を吸う犬」です。

Sunday, May 15, 2011

Ílhavo

VIsta Alegre
Ílhavo(イリャボ)は、Aveiroに近い陶器の町。Vista Alegre(ヴィスタ・アレグレ)というポルトガルの陶器メーカーの工房があります。
Vista Alegreの創設者Pinto Basto(ジョゼ・フェレイラ・ピント・バスト)は、工房だけでなく学校なども含めたÍlhavoの町全体の整備を行ったといわれています。

Saturday, May 14, 2011

Melga

melgaは文字どおりには「蚊」のことです。が、誰かの周りにくっついている人に"Melga!"と言ったりします。つまり、「金魚のフン」と同じ。

「蚊」が「金魚のフン」と同じと思うと、なんだか面白いですね。

Thursday, May 12, 2011

O Feriado Municipal de Aveiro

5月12日はAveiroの市の祝日。Aveiroの守護聖人Santa(聖) Joana Princesaを記念する日です。

Joana Princesaは15世紀のポルトガルの王女。Joana Princesaは修道女になることを希望していましたが、王位継承権があったためにかないませんでした。ただ、かたくなに結婚もしませんでした。

Joana Princesaは、父や兄弟を献身的にサポートし、ポルトガルの国の繁栄に尽くしたといわれています。なかでも、催事を担当していたそうです。

そして、Joana PrincesaはAveiroに縁が深い王女です。出家はしませんでしたが、一時期をAveiroの修道院で過ごしました。また1490年5月12日にAveiroで亡くなりました。死後Joana Princesaは、Aveiroの守護聖人Santa Joana Princesaとなり、その命日が市の祝日となっています。

Aveiroの町では、Santa Joana Princesaを偲んで、5月6日から6月2日までFestas do Municípioとして、さまざまな催し物が開かれるようです。

Wednesday, May 11, 2011

Cabeça no ar

すぐ目の前にあるものを探しまわったり、自分でとったメモがわからなくなったり、間抜けなことをしていると、ポルトガル人の知人によく言われます。
"Cabeça no ar" - head in the air.

Tuesday, May 10, 2011

Ovos moles de Aveiro

Saco da Confeitaria Peixinho
 Ovos molesはAveiro(アヴェイロ)のお菓子。たまごの黄身と砂糖でできた餡のようなお菓子です。
海に近い運河の街らしく、船(モリセイロ)の絵の描かれた樽のような形をした入れ物に入っているか、魚や貝の形をしたウェハースにはさんで売られています。ウェハース入りのものは、なんとなく最中のようです。

Monday, May 9, 2011

Grelos

Grelosは菜の花のこと。
ポルトガルでも春先にはよく食べる野菜です。

Sunday, May 8, 2011

Dia da Mãe

Dia da Mãe - 母の日。
日本では5月の第2日曜日ですが、ポルトガルでは5月の第1日曜日です。
今年は、たまたまメーデー(Dia do Trabalhador)と重なったため、あまり盛り上がっていませんでしたが、それでも、ポルトガル人の知人たちは、家に電話をしたり、手作りのお菓子を持っていたり、ささやかに感謝の意を伝えていたようです。

Saturday, May 7, 2011

Leitão

Leitãoは、ポルトガル中部のBairrada地方の料理。
子豚の丸焼きを、黒コショウのソースで食べます。
パリパリの皮と柔らかい肉。とても美味です。

ちなみに給仕されるときには切り分けられていますので、ご安心を。
Leitãoには、すっきりしたEspumanteがよく合います。
そして、Mealhadaで出されるPão da Mealhadaもご賞味あれ。

Friday, May 6, 2011

Aniki Bóbó

Aniki Bóbóは、Manoel de Oliveira(マノエル・ド・オリヴェイラ)監督の最初の映画です。ポルトの下町を舞台にした作品で、紹介には、
"Uma guerra entre crianças, cheia de hipocrisia, egoísmo, que configura o mundo dos adultos."
「大人の世界を構成する、偽善と利己主義に満ちた子供たちの闘い」
と書かれています。

ストーリーも大変面白いのですが、1942年当時のポルトガルの暮らしが垣間見えるのも興味深い。たとえば、作品中、子供たちが「ケイドロ」に似た遊びをするのですが、夜暗くなってから遊んでいるのです。知人によれば、1980年ごろでも、子供だけで夜も外で遊んでいたとのこと。他のヨーロッパの国と同様、ポルトガルでも、学校への通学でさえ、親や祖父母が送り迎えをしている昨今と比べてなんと平和なことか。。。

Thursday, May 5, 2011

Pêra Rocha

Bolachas de Custarda e Pêra Rocha
Pêra Rochaは、ポルトガル固有の洋梨の品種。
知人からもらったPêra Rochaのジャムをはさんだクッキー。とても美味です。

Wednesday, May 4, 2011

Boas tardes

"Boa tarde" は英語の "Good afternoon" と同じ。午後の挨拶です。
地域によっては、複数の人に挨拶をする際に、"Boas tardes" と複数形を使うことがあります。
が、挨拶の複数形。他の地域のポルトガル人にとっては、不思議な響きのようです。

Tuesday, May 3, 2011

Sacana

ポルトガル語で "sacana" は、魚のことではなく「悪者」のことです。
発音が「魚」と同じなのは、偶然でしょうか。。。

Monday, May 2, 2011

Matosinho

Matosinho (マトジーニョ)は、ポルトの近郊の街。海沿いの通りには、魚料理を出すレストランが並びます。もちろんおすすめは、炭焼きの魚です。

Sunday, May 1, 2011

Passear a ferro

アイロンがけは、ポルトガル人にとって重要な家事のひとつです。シャツ、ズボンの他、大量のテーブルクロスやシーツ、そして部屋着のTシャツ、パジャマなど、何にでもアイロンがけをするので、アイロンをまつ洗濯物は、すぐにmontanha (山)になってしまいます。日本ではアイロンがけ不要として売っている形状記憶のシャツのように、全くしわになっていないように見えるものでも、アイロンがけしないと気が済まないようです。
その代わり、かどうかわかりませんが、日本人ほど洗濯物を干すときに、しわを伸ばしたり、型崩れしないように整えたり、気を使わないような気がします。たっぷり霧吹きをかけて、アイロンをかければ、問題ないということのようです。