Friday, April 8, 2011

Ra ri ru re ro

ローマ字の「らりるれろ」の表記は、なぜ「la li lu le lo」ではなく「ra ri ru re ro」が選ばれたのだろう。「R」より「L」の方が日本語の「らりるれろ」に近いのに。長年の疑問だったのですが、ポルトガル語を学び、ポルトガル式のローマ字が最初に作られたからかもしれない、と思うようになりました。
ポルトガル語の「ra ri ru re ro」は、日本語の「らりるれろ」に近いのです。
といっても、ポルトガル語はラテン語系の言語。「r」の発音は強い巻き舌にもなります。
強い巻き舌になるのは、単語の最初に現れる「r」と、単語の途中に現れる二重の「rr」。一方、単語の途中に単体で現れる「r」は、日本語の「ら行」のような音です。

ちなみに、知人のイギリス人によれば、多くの日本人は「ロンドン」を「Rondon」と発音するそうです。そもそも「R」より「L」の方が日本語の「らりるれろ」に近いという認識自体が間違いかもしれません。そうだとすると、ローマ字が、ポルトガル語起源か否かは、「ら行」の表記には関係ないかも知れません。

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