Monday, August 15, 2016

Cavalo, Cavala e Égua

ポルトガル語の名詞には男性形、女性形がある。
ある名詞が男性名詞か女性名詞かは基本的には覚えるしかないのだが、語尾が-oの名詞は男性名詞、語尾が-aの名詞は女性名詞であることが多い。さらに、自然界で性があるものの場合は、基本的には、名詞の性は、その性に一致する。

が、この基本ルールが、混乱を招くこともある。

Cavaloは(雄)馬のことである。だが、Cavalaは雌馬ではなく、魚の鯖のことである。
ちなみに雌馬は、Éguaという全く異なる単語である。

なお、ほとんどの魚の実際の性は、魚の名前の男性形・女性形には影響しない。ある魚の名前は雄雌にかかわらず男性名詞だし、別の魚の名前は女性名詞である。
ここで「ほとんど」と書いたが、雄と雌で呼び名が異なる魚の例を知っているわけではなく、単に私が知らない例があるかもしれないからである。



Friday, August 12, 2016

Fogo

ポルトガルの夏は、Fogo(火事)との戦いの季節でもある。乾燥した暑い夏は、山火事を呼ぶのだ。

今夏は例年になく山火事が多いように思う。今週月曜日から各地で猛威をふるっている。私が住むAveiro県でも数か所で山火事が起きている。火が見えるようなところに住んでいるわけではないが、木が燃えるにおいが風に乗ってくる。月曜日には、空の片側だけがどんより灰色だったが、今では空全体が灰色である。
Madeira島では、火事があちらこちらで発生しており、家が数十軒焼けてしまっている。必ずしも自然発火だけではないようだが。。。
早く収まることを祈るばかりだ。

ポルトガルに旅行中・旅行を計画中の方の足に影響がありませんように。


Wednesday, February 24, 2016

Três ou Dez?

ポルトガル語の発音は、日本人には簡単だ、と言われます。 (特に)英語圏の人と比べて、ポルトガル語っぽい音に聞こえるようです。

初心者の頃は、そういっておだてられていい気になってしまいますが、生活していると、そんなことはない、ということを思い知らされることになります。

一番がっくりするのは、単純な「数」が伝わらなかったとき。 私がときどき行くパン屋では、頻繁に発生します。 「XXパンを3つ(três)ください。」と言うと、「10個(dez)?」と聞き返されます。 聞き返される場合はまだいいのですが、10個袋に詰め始めてしまうときもあります。

家人によれば、きっと3(três)のê(閉口音)が開口音になっているに違いない、というので、 ほとんど「イ」に近い音にしているつもりなのに伝わらない。。。 だいたい「いえ3つで」と訂正するのですが、先日はなんだか訂正する気力もうせて、 必要もない10個のパンを持ち帰ることに。。。

そして先日。家人と一緒にNespressoにコーヒーのカプセルを買いに行く機会がありました。するとここでも、同じ聞き間違い(もしくは言い間違い)が発生。。。 Nespressoで聞き間違えられたことはなかったので、かなりショック。。。 訂正した後、よく聞き間違えられる話をすると、 お店の人いわく、よくある聞き間違いで、私だけではないとか。。。

お店を出た後、家人に、いくつと聞こえたかと聞くと、 10箱も同じコーヒーを買わないの知っているからなぁ。。。との答え。 

ちなみに3(três)の発音は、カタカナで書くと、トレーシュ。 10(dez)の発音は、デーシュ。 「tr」と「d」は、何の役にも立っていないような。。。